- 2009-12-24 (木) 10:47
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越すに越されぬ年の暮れではあるけれど、こどもらは明るく無心に笑っている。
不安と不信のなかで、誰もが落ち着きを失いつつあるきょうこのごろではあるけれど、こどもらは仲良く手をつないで、嬉々として学校に通っている。いろんなことがあって、さまざまのことが相次いで、あわてたり青ざめたり、思わぬ不幸に未だ涙もかわかぬ人もたくさんあるなかで、それでもこどもらは大きな声で歌をうたっている。笑っている。
世相はいよいよ混迷しつつある。けれども、こどもらの顔は底抜けに明るく清らかである。どこに不安があるか。どこに不信があるか。どこに非愁の涙があるか。
この子らのために、やっぱり心を強く持とう。いろんなことが相次いでも、やっぱり希望の灯りをかかげよう。勇気をふるい立たそう。こどもらの笑顔に心を洗われつつ、この子らのゆたかな未来のために、きょうのこの一日を、この年の暮れの日々を、思い高く懸命にふみしめていこう。
みんなと共に、この子らと共に。
松下幸之助 (続 道をひらくより)
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